一昨日(2018/5/3)に衝撃的なニュースが米国から届いた。
そう、イチロー選手が会長付特別補佐という契約を結んだというニュースだ。
そもそも会長付特別補佐って? と思いましたが、様々な新聞記事を読んでいく中で事実上の戦力外通告だろうと感じました。
特別補佐とは過去に聞いたことの無い新たな役割で、今まで通り選手に混じって練習はするが、今シーズン(2018年)は試合に出る事ができない。あくまで選手という立場で他の選手をサポートするというもの。また、生涯マリナーズに身を捧げるという契約内容のようです。何かよくわからないですね。
球団がこれまでのイチロー選手の功績を最大限に評価した特別待遇である事は間違いないと思うのですが、何か中途半端な感じは否めません。
イチロー選手の野球に対する意識(感性や試合前の準備など)をチームメイトに継承させたい、更にその財産とも言えるノウハウをメジャー他球団に流出させたくないというマリナーズの思惑を感じました。
今シーズンからイチロー選手が再びマリナーズの一員となり、(試合に出ずとも)チームへ好影響をもたらしたことがイチロー選手にとっては逆に首を絞める結果へと導いてしまったのではないかと勝手に憶測しています。(シアトルマリナーズ ア・リーグ西地区 18勝12敗 3位 2018/5/3現在)
しかしながら、記者会見の席でイチロー選手本人の口から明確に現役を諦めた訳ではなく、現役に拘る意向が示されたことはイチロー信者である私にとっては救いです。
限りなく低い可能性にも関わらず、まだ道が閉ざされていない状況を前向きに捉え、更なる挑戦をしようとしているイチロー選手に心からエールを送りたいと思います。
ただ、欲を言えばメジャーでプレーの機会が無くとも日本ではまだまだトップレベルで活躍できる実力はあるはずです。
最終的にマリナーズのフロント入りする前提で、本人が現役を望んでいるのであれば、活躍の場がメジャーの他球団以外(例えばNPB)にあるのなら現役の間は自由にプレーできるような選択肢は無かったのか?と。今回の契約がイチロー選手にとって最善の方法だったのか?と思わずにはいられません。
最後に、来年以降どうなるかは現段階では不明ですが、今年に限りイチロー選手のプレーを見ることができないのは非常に残念でなりません。いつの日かまた全力でプレーする姿を見る事ができることを心から願うばかりです。
以上
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