投手が試合後に行うクールダウン(キャッチボール)の理由と効果とは?

5.投手編
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先日、45歳を超える立派なおじさんが1試合投げ切った後、いつ通りクールダウン(キャッチボール)をしていました。

その時に何気に「なぜ試合後にキャッチボールすると良いのか?」という疑問を持ちました。

ただ何となく「肩や肘の故障を防ぐため?」とか「疲れを早く回復するため?」など、漠然とは理解しているのですが・・・。

皆さんはなぜ試合後にキャッチボールをするのかその理由をご存知でしょうか?

 

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試合後にキャッチボールする理由

投手が試合後にキャッチボールをするのは、以下の理由があります。

試合中は様々な投球やプレーを行っているため、特定の筋肉群が緊張し、筋肉痛や怪我のリスクが高くなっています。

試合後クールダウンのキャッチボールを行うことは、急激な筋肉の収縮を防止し、筋肉の柔軟性を維持するのに役立ちます。

また、筋肉の疲れを緩和するために、血液循環や乳酸の排出を促進することができます。

これにより、筋肉や関節に負担がかかるのを軽減し、疲労回復に効果的であるとされています。

つまり、疲労した身体のリカバリー、怪我や故障を予防するために試合後にキャッチボールを行うことが良いとされています。

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試合後のキャッチボールの効果

試合後にキャッチボールをすることは、以下のような効果があります。

1. 疲労回復

試合後に疲れた肩や腕の筋肉を緩和する効果があります。キャッチボールをすることで血流が良くなり、乳酸や老廃物が排出されます。

Pain in the shoulder. Muscular male body. Handsome bodybuilder posing on gray background with red dot

筋肉の疲れを緩和するために、血液循環や乳酸の排出を促進することができます。

2. 技術の維持・向上

試合で使った投球フォームを再確認することができます。また、疲れた状態で練習をすることで、本番に近い状態での練習ができるため、技術の向上につながります。

3. コミュニケーションの促進

試合結果を振り返るなど、チームメイトとの交流やコミュニケーションを深めることができます。また、チーム内の雰囲気を良くすることで、チームの結束力を高めることができます。

 

以上のような効果があるため、試合後にキャッチボールをすることは、選手にとって有益な練習方法の一つです。ただし、過剰な疲労がある場合や怪我をしている場合は、適切な休養や治療が必要です。

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試合後のキャッチボールの方法

では具体的にどのように行えば良いのでしょうか?

ウォーミングアップ時や試合前のキャッチボールとはやり方が違うはずです。

何メートルくらいの距離?

適切な距離は一般的には約9~15メートル(30~50フィート)くらいです。

この距離は投手と捕手がウォーミングアップするための距離としても用いられます。

ただし、選手の年齢や経験、投げる力や技術によっても適切な距離は異なる場合がありますので、やはり自分に合った距離感を見つけることが大切です。

とはいえ、プレートからホームベースまでの距離より感覚的に短めを目安とするだけで、きっちり距離を測るなど神経質になる必要はありません。

ヒロ吉
ヒロ吉

少年野球の場合は一般と比べて投球距離が短いため、短め(7〜10m程度)が良いのではないでしょうか☝️

 

何球くらい投げるの?

まず前置きとして選手の状態や投球負荷によって異なるため一概には言えません。

しかし、一般的には10〜20球程度が適切だとされています。

試合後の投球数が多くなりすぎると逆に疲労を引き起こしたり、怪我の原因になる可能性があるため、適度な投球数に留めることが大切です。

どれくらい力をいれるの?

身体をクールダウンさせ疲労を回復するために行われるものですので、適切な力の入れ方は選手の状態や個人的な好みによって異なります。

一般的には「軽い力」で行うことが推奨されています。

試合後のキャッチボールは、強い力で行うと怪我の原因になることがあります。特に、投手などの肩や腕に負担のかかるポジションの選手は、注意して行う必要があります。

そのため、適切な力の入れ方は、選手が自分の体調や疲労度を確認し、自己判断で行うことが望ましいでしょう。

普段の練習で行うキャッチボールの強度よりも軽い力(力は入れない)で行うことが望ましく、無理しないことが大切です。

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まとめ

試合後クールダウンを目的としたキャッチボールは、疲労回復の促進と怪我の防止に効果的です。

短めの距離で無理な負荷を掛けずに脱力を意識して行うと良いでしょう。

怪我や故障をせずに長く野球を続けるために、ぜひ皆さんも適切なクールダウンを行いましょう。

以上

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