外野手必見!上達スピードが変わる~打球を予測する為に練習で意識すること~

4.守備編
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打球の落下地点の予測方法とは?

外野手の能力として最も重要で最も難しいともされるのが打球の予測です。

打球の落下地点の予測は一般的には数多くのノックを受け、数多くの試合で実際の打球を受ける事で徐々に身についてくるもの。というのが一般常識となっているのではないでしょうか。

打球の落下地点の予測精度の向上は経験を重ね自分自身の感覚を鍛えていくしかないと考えており、一朝一夕で身につくものではないと思います。

打者が打った瞬間に打球の落下地点を予測し、全力で走ることが出来れば守備範囲が大幅に広がります。

もしも、その感覚を磨くスピードを上げる事が出来る方法があるとしたら興味深くないでしょうか?

私は中学時代の軟式球から硬式球に変わった際に打球の違いに驚き、以下に記載する方法で他のライバルに差を付ける事が出来きました。結果、上級生を追い越し見事レギュラーの座を射止める事が出来た経験があります。

外野守備の練習方法

何を目的として何を意識するかを1つ1つ解説します。(あくまでも個人的な持論です)

バットに当たる瞬間のボールの回転を見極める

最初にバットにボールがどのような角度で当たるのかを見てください。
バットに当たる角度で逆スピンが掛かった伸びる打球なのか、ドライブが掛かった落ちる打球になるかを見極めます。

打球の前後方法の見極め

次にどの程度の打球速度でボールが飛び出すのかを見てください。これは説明する必要もないかもしれませんが、打球が自分より前なのか後ろなのかを見極めます。

打球の左右方向の見極め

最後にボールがバットに当たる瞬間の左右方向の傾きを見てください。これは自分よりも右か左かを見極めます。

必ず毎回この3つの情報を瞬間的に判断し、その時点で打球がどこに落下するのかを自分の中で予測して下さい。
ここで大切なことは、予測したら必ず一旦ボールから目を離すことです。

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まとめ

外野ノックで意識することは以下の2点です。

1.外野ノックでは打球から一度は目を離すこと
  自分の打球の落下地点を予測する感覚を磨くために必要です。
2.予想した落下地点近くまで全力で走り、落下地点直前で打球を確認すること
  自分が予測した落下地点と実際の打球の落下地点の答え合わせをします。

上記2つのことを繰り返し練習することです。

試合では確実に捕球することを優先することが大切ですので、打球を見ながら走っても大丈夫ですよ!

 

 

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最後に

最初は自分の予測と打球の落下地点は大きく離れていることでしょう。
勿論キャッチすることはできないと思います。

最初はそれでいいのです。

瞬間的に予測した落下地点と実際の落下地点の感覚のズレをまずは認識することが大切です。
3つのポイントのどの感覚にズレが生じているのかをノックを重ねて認識してください。

おそらく大半の人は左右方向のズレは少ないと思いますが、前後方向にズレがあると思います。ということは、打球の角度と初速を見極める感覚がまだ磨かれていないと判断できます。

自分がどの感覚を磨く必要があるのか理解できれば、3つの確認ポイントの1つか2つに焦点を絞って感覚を鍛えて(数多くのノックを受けて経験値を上げて)ください。

これを意識せずただ単にノッカーが打った打球をボールに合わせて取る人と、常に自分の感覚を研ぎ澄ましてノックを受けている人とでその後の成長に大きく差が出てくると思いませんか?

【選手の方へ】
この練習方法はある意味邪道とも思える方法です。勝手にこの練習をしても指導者の方にはこの練習の目的がわからない為、必ず指導者に目的を明確に伝えてから試すようにして下さい。このブログを指導者にお見せし理解してもらうのが効果的かもしれません。
※理解ある指導者である事を祈ります。

【指導者の方へ】
この練習は「外野フライを取る」ことを目的とはしていません。落下地点を予測する感覚を鍛える事を目的としている為、キャッチできないことを咎めることはやめて下さい。それよりも最初は出来なかったことができるようになったことを称賛するようにしましょう。

ぜひお試し頂き、もし成果が出た方がいましたらコメントを頂けると大変嬉しく思います。

以上

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