捕殺とは?
今回は外野手の花形プレーの1つである捕殺について述べたいと思います。
そもそも野球における「捕殺」とは何でしょうか?
以下のリンクをご参照ください。
https://dic.nicovideo.jp/t/a/補殺
言葉だけではわかりにくいと思いますので、よくわからないという方は以下の動画もご参照下さい。
外野手の方なら一度は経験があると思いますが、捕殺を決めた時って何とも言い難い快感を感じた事はないでしょうか?何度やっても飽きることなく、緊迫した場面であるほど、その高揚感は言葉では言い表せないものです。
私は過去に何度となく捕殺したシチュエーションを振り返り、ある特定の場面において捕殺が多い事に気付きました。これは私がプレーする環境に依存する部分もありますが、草野球においては共通して当てはまるのではないかと思いますのでご紹介したいと思います。
捕殺が狙い易い状況
捕殺が狙い易いシチュエーションとは以下の3つです。
1.ランナー2塁で守備位置よりも前で捕球することが出来る打球が飛んで来た場合の本塁での捕殺
2.ランナー1塁で一二塁間を抜ける打球がライト前に飛んで来た場合の3塁での捕殺
3.セカンドランナーへの牽制球がセンター前に転がってきた場合の3塁での捕殺
捕殺し易い状況の共通点
3つのシチュエーションの共通点は、どれも前進しながら捕球している事です。
考えてみれば当たり前の事ですが、前進しながら捕球し、勢いそのまま送球動作に繋げる事で強いボールを投げる事が出来る為に捕殺につながり易いと結論付けました。
外野フライは入っていないの?と思われた方がいるかもしれませんが、外野フライの場合、守備位置から前進して捕球出来るケースは、そもそもランナーがタッチアップしない事が多い事、逆に後ろに下がりながら捕球した場合は、本塁から遠くなる事と止まった状態で送球しなければならず、ボールの勢いが失われ易い為に捕殺に繋がり難いです。
捕殺に備える
ここでのお役立ち情報としては、上記した場面では投手が投球動作に入るまでに、捕殺に備えて準備しておく事が大切です。
肩をグルグル回す
肩が冷え固まらないように、ピッチャーが投球動作に入る前に肩をグルグル回して送球に備えます。
捕球から送球までの動作を予習する
想定される打球を頭の中でイメージじ、捕球から送球までの一連の動作を行う。
自分の正面、左側、右側になど飛んで来る可能性のある打球を頭の中でイメージし、捕球から送球までの一連の動作を行います。
こんな打球が来たらこんな感じのプレーをしようと
良いイメージを持つ
こんな打球が飛んで来たら、こんな感じで打球を捕球し、こんな送球をしたら捕殺できる。という良いイメージを持ちましょう。
一種のイメージトレーニングのようなものですが、頭の中で想定されるプレーを整理することによってイメージ通りの打球が来た場合、慌てることなく対処することが出来るようになります。
その為、出来るだけ多くのシチュエーションを想定して備えることが出来るかが重要です。
最後に
捕殺をしようとした場合、やり易いシチュエーションがあるのは確かだとは思いますが、だからと言って簡単に決まるものではありません。
捕殺する為に色々な準備をすることによって少しだけ近けることが出来るのです。
何事もそうですが、事を成し遂げようとした場合には、それ相応の備えが大切ということです。
では皆さん、万全の準備を整えて捕殺を成功させて下さい。
事前に準備し、狙って成功させる捕殺は格別なものになると思います。
健闘をお祈りしています。
以上
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