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近年注目の「盗塁抑止」とは何か?盗塁抑止率を上げる方法をご紹介!!

4.守備編
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こんにちは。今回は前回掲載した「盗塁抑止率」に関するブログのスピンオフとして、草野球における「盗塁抑止」について考えてみました。

草野球とプロ野球との違いや盗塁抑止率を高める方法など独自の視点を交えてご紹介したいと思います。

「盗塁抑止」って何のこと?って人や前回の記事を読んでない方は先に読んでもらえるとより理解を深める事が出来るのではないかと思います。

これからは盗塁抑止力に注目!盗塁阻止率と盗塁抑止率の関係性とは?
キャッチャーを評価する指標として盗塁阻止率があるが、昨今盗塁抑止率が注目を浴びている。その2つの違いとは何かを明らかにします。

盗塁抑止とは?

ヒロ吉
ヒロ吉

では「盗塁抑止」とは何でしょうか?

「いかに相手チームに盗塁させないか」ということです。

ここで言う「盗塁させない」とは、成功・失敗に関わらずそもそも盗塁自体を実行させない(=盗塁を企画させない)ことを意味します。

それを数値化して評価しようと考えられたものが「盗塁抑止率」です。

簡単に言えば「1試合当たりに盗塁を企画された数」です。

計算方法は冒頭でご紹介した前回ブログをご参照下さい。

ではここから草野球における「盗塁抑止」について深掘りしていきたいと思います。

草野球とプロ野球の違い

ヒロ吉
ヒロ吉

盗塁抑止に関して草野球とプロ野球の違いがあるのでしょうか?
ある場合それは何でしょうか?

表にまとめてみました。

プロ野球 草野球
データがある データがないのが普通
相手捕手の能力が分かっている事が多い 相手捕手の能力が分からない事が多々ある
同じ相手と何度も対戦する トーナメントでは初対戦の相手と試合する事がある

要するに相手の実力が分かっているのがプロ野球、相手の実力が分からない場合があるのが草野球ってとこですね。

もちろんリーグ戦やトーナメントでも同じ相手と対戦する事も多いでしょうけど。

盗塁抑止の方法

それでは草野球における盗塁抑止の方法について考えてみましょう。

まずは自分がランナーになった時に相手チームがどのような能力を持っていたら走るのをためらうでしょうか?

キャッチャーが強肩

大抵のランナーはキャッチャーの肩が強いか見ているはず。

肩が強ければそれだけでかなりの抑止力になります。

草野球の場合、相手チームに強肩を見せつける最も有効な場面は初回の投球練習最後の2塁送球の時です。

ここで如何に強い送球を投げる事が出来るかで、その試合で相手チームが盗塁を仕掛けて来る回数が変わって来ると言っても過言ではないでしょう。

従って、各回始めの投球練習後の2塁送球は手を抜かずにしっかり強いボールを投げる様に心掛けましょう。

キャッチャーの捕球〜送球までが素早い

捕球してから送球までの時間が短いと、ランナーとしてはやはり警戒します。

日頃から取って直ぐに投げる練習を繰り返し行うと良いでしょう。

また強い送球や正確な送球をする為には素早く握る(出来ればボールの縫い目に指を掛ける)ことも非常に重要です。

ボールを取って直ぐに投げる練習の一環として握り返えも意識すると良いでしょう。

キャッチャーの送球が正確

個人的にはこれが最も重要だと考えいます。

盗塁が得意な選手なら同じ想いを持って頂ける方も少なくないはず。

キャッチャーからの送球の制球力がなければ、捕球する側の野手は非常にタッチし難いです。

大きく上下左右にズレると、取るのに精一杯でタッチすら出来なかったり、タッチが遅れると間一髪のタイミングはほぼセーフとなります。

ベースから1m逸れるとランナーは約1歩くらいの距離を稼げることになるのです。

チョットした事ですが、とても大きいです。

送球の制球力を身に付けようと思うと、繰り返し繰り返し送球練習するしかないと思います。

常に捕球しやすいボールを投手が投げてくれるとは限りませんので、どんな球種でもどんな捕球体勢からでも正確に投げれる様に練習する事が望ましいです。

ヒロ吉
ヒロ吉

草野球ではなかなか練習時間を割く事も難しいかもしれませんが、反復練習せずに突然正確な送球が出来る様になることはありませんよ。

投手の牽制球が上手い

キャッチャーだけではなく投手の牽制球が上手だと盗塁抑止に効果的です。

投手の牽制球が上手だとランナーは盗塁のスタートを切るタイミングを躊躇(ちゅうちょ)してしまい、スタート出来なくなるケースがあります。

また、夏場は特に有効な裏技的なテクニックとして「しつこく牽制」します。5〜6回連続して素早い牽制球を投げます。そうする事によってランナーの体力を一時的に奪い心を折ってスタートさせないように出来ます。(このテクニックは意外と使えるので是非お試し下さい)

投手のクイックモーションが素早い

キャッチャーの送球までの時間と同じく投手のクイックモーションが素早いとランナーはスタートを切る事が難しくなります。

少しでもスタートが遅れると失敗の可能性が高くなる事から思い切ったスタートが切るのが困難です。

牽制球が上手だと相乗効果も期待でき、益々スタートを切る事が難しくなることでしょう。

キャッチャーの肩に自信がない場合や送球までの動作が遅い場合は、投手の牽制球やクイックモーションをマスターして盗塁抑止する事も大切です。

まとめ

盗塁抑止とは、ランナーに盗塁の機会を与えないという事。

盗塁を阻止(アウト)にする事よりも盗塁をさせない事が近年注目・重要視されてきています。

以下のことが盗塁抑止に効果的です。

・キャッチャーが強肩
・キャッチャーの捕球〜送球までが素早い
・キャッチャーの送球が正確
・投手の牽制球が上手い
・投手のクイックモーションが素早い

投手と捕手が協力して盗塁されない、盗塁しようと思わせない状況を作り出し、失点が少ないチームを目指しましょう!!

以上

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