一塁牽制球が苦手な人必見〜一塁ランナーを刺すためのテクニック

5.0
4.守備編
この記事は約6分で読めます。

最近、公私ともに忙しくて中々ブログ更新できてませんでしたが、今回は一塁の牽制球を取り上げてみました。

このブログに興味を持って頂いた皆さんは、牽制球が得意ですか?

それとも牽制球は苦手ですか?

私も長年投手をやってますが、一塁の牽制球が苦手でした。

しかし、ある事がキッカケで今や自信ある得意プレーとなりました。

ある動画に出会ったことで私の牽制球のレベルが一変しました。

何かの縁でこのブログにたどり着き、当ブログを読んで頂いた牽制球に悩みのある皆さんが、私と同様に苦手意識を少しでも払拭するキッカケとなれば非常に嬉しく思います。

ちなみに右投手限定ですのでご了承下さい

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牽制球が苦手な原因と対策

原因

牽制球が苦手な人は、大きく分けて2つの原因があると思います。

1.一塁方向に素早く回転できない
2.悪送球になる

一塁方向に素早く回転できないと、どうしてもタイムロスとなりランナーを刺すことはできません。

走塁に自信のあるランナーの場合、逆に更に大きくリードを許してしまうことも。

また、一塁の牽制球で悪送球になってしまうとランナーを刺すことができないどころか次の塁に進塁を許してしまいピンチを迎えることになります。

このようなことが重なると牽制球に対する苦手意識が芽生えてしまいます。

対策

原因 対策
一塁方向に素早く回転できない 自分に合うプレートの外し方を見つける
悪送球になる 反復練習で体に覚えこませる

1つ目のプレート外し方は、比較的簡単に改善が見込まれる可能性があります。

実際、私がプレートの外し方を変えただけで回転速度が飛躍的に向上しました。しかもほぼ練習無しで。

一方で悪送球を抑制する方法は、反復練習を重ね体に覚えこませるしかないと思います。

地道な努力が実を結ぶと信じましょう。

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3種類のプレートの外し方

プレートから外さない方法

軸足(右足)をプレートから外さず、その場で回転する方法です。

左足でマウンドを蹴ると同時に軸足のつま先で90度回転します。

セカンド方向に外す方法

軸足(右足)をセカンド方向に外してから回転する方法です。

軸足を90度回転させながらプレートを跨いで2塁方向に外します。

サード方向に外す方法

軸足(右足)をプレートのサード方向に外してから回転する方法です。

軸足を90度回転させながら前方3塁方向に外します。

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お勧めのプレートの外し方

お勧めは3つ目のサード方向にプレートを外す方法です。

これが送球まで一番速い。

更に思わぬ効果もありました。

回転スピードが上がったことによって、送球自体の速度も上がりました。

回転速度と送球速度が上がることで牽制球の始動から一塁手がボールを補給しランナーにタッチするまでの時間が短縮されました。

一見、プレートを外さない方がタイムロスが少なく感じるかも知れませんが、一塁に体を回転するのが苦手人は逆に遅くなってしまいがちです。

私はこれが苦手でした

とは言え、人それぞれどの方法が回転し易いか異なるかもしれません。

ですので、3種類の内で自分に合った方法がどれなのかを実際に試してみて、最も回転し易い方法を見つけてみて下さい。

自宅でも練習中でも試合前でもどこでも試すことができますので。

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牽制球のタイミング

自分に合ったプレートの外し方を体得したら次は牽制球を投げるタイミングです。

では、もしあなたがランナーだとしたら、どのようなタイミングで牽制球が来たら嫌でしょうか?

他にもあるかもしれませんが、一般的には以下の2つのタイミングかと思います。

1.盗塁のスタートを切る瞬間
2.離塁して直ぐ

1つ目はセットポジションに入ってから長く持つことです。

最初は自分が思っているよりも2~3秒は長くても良いくらいです。

盗塁のサインが出ている或いは単独スチールを考えているランナーは、セットポジションの時間が長いと何時スタートを切ろうか迷い始めます。

待ちきれなくなって思わず2塁方向にスタートを切ろうとした瞬間にうまくタイミングが合えば、逆をついて牽制死を奪えることがあります。

しかし、ランナーに盗塁の意識が無い場合はいくら長く持っても帰塁することしか考えていないことが多く、刺すことはかなり難しいです。

2つ目は、ランナーがセーフティーリードを取り終えて体制を整える前に仕掛けます。

具体的には、投手がセットポジションに入る前に捕手のサインを見ている時です。

投手がセットポジションに入るとランナーの心理として、牽制球がいつ来るかわからないので帰塁に備えます。

しかしセットポジションに入る前、しかも投手が捕手のサインを見ている瞬間は牽制球が来ることが殆ど無い為、ランナーが最も油断していることが多いです。

よくあるのが、投手を見ずに2~3歩程度ス~~~っと帰塁することがあります。

このタイミングで牽制球を投げればリード幅が少ないのですが、ランナーが牽制球に気付くのが遅れて刺すことができる可能性があります。

私の経験上、2つ目のタイミングの方が確率が高いです。

特に草野球の場合ですと、その確率は更に上がるのではないかと思います。

2試合連続で2つ目のタイミングで牽制で刺したことあります。

また、タイミングとは少し異なるかもしれませんが、牽制球のスピードを敢えて使い分けるのも効果的です。

3回連続で牽制球を投げるのですが、1回目はゆっくりとプレートを外します。

その際、投げてもよいですが投げなくても構いません。

2回目はそこそこ早い牽制球を投げます。

1回目との回転速度差でランナーに2回目が最も速い牽制球だと勘違いさせることが目的です。

そして3回目に最速の牽制球を投げます。

1回目と2回目の牽制球は、3回目の布石です。

ランナーは2回目の牽制球が最も速いと思い込んでいたとしたら、3回目の牽制球について来れないことがあります。

私の場合、プレートの外し方を変えて速度差を生み出すようにしています。

1回目は2塁方向にゆっくりと外します。

2回目は2塁方向に外すか、プレートを外さずに牽制球を投げます。
この際、加減せずにそれぞれの外し方で精一杯早く回転しようとします。
なぜなら、どう頑張っても3回目より早く回転することが出来ないので。

3回目に最速で回転出来る3塁方向にプレートを外して牽制球を投げます。

ここまで、牽制球を投げるタイミングや速度差を利用した方法をご紹介しましたが、これを実践したからといって必ずしも牽制死を奪うことができる訳ではありません。

今よりもほんの少し確率が高くなる程度とお考え下さい。

でも、このテクニックを知っているのと知らないのとでは、結果が違ってくることは間違いないと思います。

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まとめ

冒頭でも述べたように、私自身一塁への牽制球は得意だった訳ではなく、むしろ苦手でした。

何度も審判に「次からはボーク取るからね」と忠告を受けていた程。

その苦手意識を一変させたのが、牽制球が得意と言われている西投手のYouTube動画を見たことでした。

以前 ニュースZEROの企画でやっていた亀梨さんのプロ野球プロジェクトの動画です。

目から鱗とは、まさにこの事。

牽制球が苦手な人は、是非ご覧下さい。

ブログ内で書いたポイントが、大体動画の中で語られてます。

以上

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