先日(お盆休み明け)の休日に猛暑日の中で試合を行ったのですが、あまりにも暑く、試合後も身体が火照って(ほてって)いるように感じたので、帰宅後に冷水シャワーを浴びてみました。
すると、何となく気分もスッキリし、翌日の疲れも思っていた程残っていなかったような気が。。。
そう思って少し「冷水シャワー」について調べてみたところ、色々と良い効果がある事がわかりました。
試合後の疲労回復&ダメージのリカバリーを促進したい方は必見です。
20代の若い方も勿論ですが、30代以降で「疲れが取れにくくなった」と感じているベテラン選手の方は、ぜひ最後までご一読下さい。
冷水シャワーの5つの効果
冷水シャワーを浴びると身体や心に良い影響があると言われています。
直接野球に関係の無いものも中には含まれていますが、そこはあまり気にせずに代表的な5つの効果をご紹介します。
運動後の炎症(筋肉痛含む)緩和
これは何となくイメージしやすいのではないでしょうか。
よく投手が登板後に行なっているアイシングと同じ様な効果があります。
と言っても、過度な期待はせず筋肉痛を和らげる程度とお考え頂いた方が良いかもしれません。
ポイントとしては、運動後になるべく早く冷水シャワーを浴びる事。
運動後直ぐに体温を下げると炎症(筋肉痛)や疲労のリカバリー時間を早めることができるのだそうです。
早く身体を冷ませばより効果的であるとスポーツ医学での研究結果も発表されているそうです。
疲労軽減/疲労回復
冷水シャワーを浴びると疲労軽減/疲労回復に効果があるようです。
血流を良くする事で体に蓄積した老廃物を体外に排出し易くなる為、疲労回復効果が望めます。
血流を良くする為のシャワーの浴び方にはコツがあります。
まずは温かいお湯に浸かって十分に体を温めてから、冷水を浴びる事。
そうすることで血管が収縮して血流が良くなるとか。
得られる効果としてはサウナと同じようなものですが、サウナと比較するとやはり効果は少ないと思います。
しかし、家で手軽に浴びる事が出来る事、継続し易い事は大きなメリットと言えるでしょう。
冷水シャワーだけでは効果は得られませんのでご注意を!!
集中力の向上
冒頭でも書いたように冷水シャワーを浴びると、何故か不思議なことに頭の中がスッキリします。
これは私自身が冷水シャワーに興味を持ったきっかけの一つです。
因みにもう一つのキッカケは肌がスベスベになること。
話を戻します。
冷水シャワーを浴びると神経伝達物質の「ノルアドレナリン」の分泌が促進されるとか。
「ノルアドレナリン」って聞いたことありますよね?
この物質が分泌されると意欲が向上したり、集中力が増したりすると言われています。
難しいメカニズムはよくわかりませんが、頭がスッキリすることは事実です。
野球でのシーンを考えてみると、打席でアレコレ悩んでしまう人、マイナスイメージが頭を駆け巡ってしまう人など、頭の中をスッキリして試合に臨みたい人は是非試してみる価値はあると思います。
試合前に冷水シャワーを浴びて頭の中をスッキリしてから試合に臨むと、集中力が増し"ここぞ”という場面で良い結果に結び付くかもしれません。
ストレス軽減
セロトニンが不足することによってネガティブな思考に陥りやすくなり、不安に感じたりイライラしたり、最悪の場合は「鬱(うつ)」の症状が出たりします。
冷水を浴びることによって「セロトニン」が分泌されます。
セロトニンは「幸せホルモン」と言われており、幸福感が得られたりイライラを抑えてくれたりと、いわゆるストレス症状を抑える働きがあるようです。
毎日1~2回程度冷水シャワーを浴びることで「うつ病」の症状が改善された実例があると医学系の論文で紹介されているようです。
日光を浴びることでもセロトニンが分泌されるとか。お日様の下で野球を楽しみ、冷水シャワーを浴びればストレス解消されるのも納得です。
基礎代謝アップ/脂肪燃焼
体重が増えて体のキレが悪くなったり走るスピードが落ちてしまった方、或いはスタイルを気にされている方など多くの方々は体重が気になるもの。
私達の体の中には大きく分けて白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類の脂肪があるのをご存知でしょうか?
一般的に脂肪と言われているのが白色脂肪細胞。
内臓脂肪や皮下脂肪とも言われ、余分なエネルギーを溜め込む働きがあります。
一方で褐色脂肪細胞は鎖骨〜胸にかけて多く存在しており、脂肪を燃焼して熱を生成する働きがあります。
冷水シャワーを浴びるとこの褐色脂肪細胞の働きを活性化する効果があります。
言い換えると基礎代謝が上がるということ。
効率的に脂肪を燃焼して熱を発するので、太りにくく痩せやすい体質に改善することが、期待できます。
今後も継続して実験を続けたいと思います。
免疫力向上
一見冷たい水でシャワーを浴びると(特に冬場は)、逆に風邪をひいてしまいそうなものですが、実はそうではないようです。
冷水シャワーを浴びることで免疫力に影響を与えるホルモン「副腎皮質ホルモン」が増加します。
「基礎代謝アップ/脂肪燃焼」でも述べたように体の内側から熱を生成することで基礎体温が高くなります。
平熱が36.5度以上ある場合、病気になりにくいと言われており、基礎代謝が上がることで結果的に病気に対抗する身体となっているのではと推測されます。
尚、温かいシャワーを浴びた後に冷水シャワーを浴びることによって会社を病欠する回数が減るという研究結果も論文で発表されているそうです。
冷水シャワーのデメリット
冷水シャワーには良い点ばかりではなく、注意が必要なこともあります。
と言っても少ないですが。。
洗浄力が低い
身体や頭皮などを洗う場合は冷水よりも温水シャワーの方が適しています。
身体や頭皮の汚れの多くは皮脂汚れの為、毛穴や汗腺などの穴に入り込んでいる汚れを浮き上がらせることのできる温水の方が洗浄力が高いです。
とは言え、冷水だと全く汚れが落ちない訳ではない為、さっと汗を流したい程度であれば冷水シャワーでも充分だと思います。
心臓への負担が大きい
夏場はまだ良いですが、冬場の寒い日にいきなり冷水を浴びると体への負担が大きいです。
持病をお持ちの方、特に心臓に疾患をお持ちの方、お年寄りの方などは要注意です。
急激な血管の収縮によって脳卒中や心筋梗塞などを誘発しかねません。
以下の点に注意し、心身ともに負担にならないよう楽しみましょう。
まとめ
冷水シャワーは心身共に健康にとって様々な良い影響を与えることをご理解頂けたと思います。
最初は水を浴びることに抵抗があると思いますし「冷たい!!」と感じますが、不思議なことに次第に冷たさが無くなっていきます。
それが心地よくシャワー後のスッキリ感が増すのではないかと思います。
では、冷水シャワーを浴びるメリットとデメリットを纏めます。
冷水シャワーの効果 | |
メリット | ・運動後の炎症緩和 ・疲労軽減/疲労回復 ・集中力の向上 ・基礎代謝アップ/脂肪燃焼 ・免疫力向上 |
デメリット | ・洗浄力が低い ・心臓への負担が大きい |
即効性のあるものもありますが、やはり継続することで効果を高めることが出来ると思います。
ぜひ無理のない範囲でまずは1ヶ月間を目標にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
以上
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