暑い季節がまたやってきました。
近年高校野球(甲子園)の中継でもよく目にするようになった白色のスパイクについて取り上げたいと思います。
なぜ高校球児達はこぞって白色のスパイクを履くようになったのか?(特に強豪校は皆一様に白スパイクになりました)
その理由を明らかにすると共に、白スパイクのメリット・デメリットをご紹介します。
白いスパイクが増えた理由
草野球の世界では以前からスパイクのデザインやチームカラー(ユニホームとの相性)など、機能面というよりはファッション性が高いことが理由で白スパイクを履いていた方が多かったように感じます。
ところが、2020年3月に高校野球連盟が白色のスパイクを解禁したことに伴い、高校野球中継で高校球児が白いスパイクでプレーする姿が目立ち始めました。
白いスパイクを解禁した理由はズバリ
熱中症対策 です。
これまで黒色しか認めていなかったスパイクの色を白色も認めたのです。
確かに黒は熱を吸収しやすそうなイメージがありますよね?
夏場に黒よりも白の服を着ている方が暑さがマシな気がします。
ではどのくらい違いがあるのでしょうね。
黒と白のスパイクの違い
ミズノさんのホームページに以下の実験結果が掲載されていました。 (ミズノ公式オンラインより引用)
シューズ内部で約10℃、シューズ表面で約20℃も黒色よりも白色の方が温度が低いという驚くべき結果となっています。
白いスパイクのメリット・デメリット
メリット
・夏場のスパイク内の温度上昇防止
白いスパイクは太陽光を反射し、熱を吸収しにくい傾向があります。これにより、足元の温度上昇を抑制する効果がある。(熱中症の予防に効果的)
・デザイン性が高い
白いスパイクは一般的に洗練された外観を持ち、多くの選手にとって魅力的なものが多いです。特に明るい色のユニフォームとの相性が良いとされています。
デメリット
・汚れが目立つ(小まめな手入れが必要)
白いスパイクは容易に汚れが目立つため、特にグラウンドの状態が悪い場合や雨天時にはすぐに汚れてしまいます。汚れが付着すると、外観の美しさが損なわれる可能性があります。その為、定期的なメンテナンスが必要です。使用後にきれいに拭き取るだけでなく、洗浄や漂白が必要になることもあります。
まとめ
白スパイクは夏場の熱中症対策として高野連が認めるくらい足元の温度上昇を抑制する効果がありそうです。
以前は草野球の世界でもチーム内でスパイクの色を揃えなければならなかったのですが、近年はチームで揃ってなくてもよくなってきていますので、スパイクの色選びの自由度が高くなっています。
これからスパイクを購入しようと考えている方は、白色のスパイクについても一度検討されてみてはいかがでしょうか?
以上
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コメント
WBCを見て、こんなに野球が面白いとは!と思ったど素人です。
なるほど、黒のスパイクは確かに暑くなりそうですね。
そうすると、サッカーも白が多くなるんだろうか?(私はサッカー経験者です)
余談:
テニスも野外のクラブ活動ですが、テニスで黒のシューズは見たことありませんね。。。