外野手の守備では一歩目が非常に大切であることは聞いた事があるのではないでしょうか?
では、あなたの周りの指導者の中で一歩目がなぜ大切なのか、なぜ一歩目のスタートを早く切る必要があるのか納得のいく理由を説明をしてもらったことがある人はどれくらいいるでしょうか?
もし十分な説明もなく、ただ「一歩目が遅いから早くスタートを切れ」としか教わっていない人は、当記事を是非参考にして下さい。
納得頂けると思います。
それでは1歩目が大切な理由を考えてみましょう。
1歩目が大切な理由
スタートを早く切る
いわゆる「スタートを早く切れ!」と言うのがこれに当たります。
少しでも早くスタートを切ることによって、その分守備範囲が広がります。ということは、読者の皆さんは容易に想像できると思います。
では、距離にすると実際どれくらいかもう少し踏み込んで考えてみましょう。
少なく見積もっても1歩当たり1.5〜2.0m程度になると思います。
例えば、イメージし易いよう普通のスタートを切った場合に、ギリギリ打球に追いつきランニングキャッチ出来る打球を想定してみて下さい。
スタートの良し悪しに関わらず一歩目は同じ歩幅です。スタートが遅れる事によってスピードが乗った状態の最後の一歩が削られるのです。
スタートを1歩分早くする事で、スピードに乗った状態の1歩=約2m先まで守備範囲が広がることになります。
ということは、先程イメージして頂いたギリギリでランニングキャッチ出来る打球は楽々捕球出来ますし、ダイビングキャッチを試みても取れるか取れないか分からない様な打球もランニングキャッチ出来るかもしれません。
1歩スタートを早く切ることが出来れば、前後左右に2mずつ、つまり自分を中心に守備範囲が半径2m、直径にすると4mも広がる事になります。
これ程までに差が生まれるのです。
この事から1歩目の重要性をご理解頂けるのではないでしょうか。
正確にスタートを切る
早くスタートを切ることが重要であることは説明した通りですが、打球の落下地点に対して可能な限り一直線上に踏み出すことも重要です。
如何に最短距離で打球の落下地点に入るかによっても守備範囲に大きな差が生まれます。
もし判断を誤って打球の落下地点の反対方向に1歩目を踏み出してしまった場合、間違えた1歩目、元の守備位置に戻る為の2歩目、そして3歩目でようやく普通にスタートを切った時の1歩目と並びます。
ご想像の通り2歩分が失われてしまうことになります。
先程の計算では1歩=2m換算でしたので、2歩=4mも失ってしまうことになります。これでは平凡なフライですら取れない。といったことにもなりかねません。
打球の目測を誤って1歩目を前進してしまい、慌ててバックしたものの追い付かずバンザイ。みたいな光景を稀に見ることがありますが、正に典型的な一例かと思います。
このことから如何に正確な方向にスタートを切ることが重要かをご理解頂けるのかと思います。
まとめ
外野守備の第1歩目について、大切なことを2つ述べました。
1.早くスタートを切る事
2.打球方向に対して正確にスタートを切る事
このどちらが欠けても自分が持っているポテンシャルを最大限に引き出すことができません。
たった2つのことですが、バットに当たった一瞬で同時に判断し、行動に移す必要があります。
文章にすると難しいように思いますが、何度も何度も繰り返しノックを受け、試合で沢山の打球を処理する中で誰でも身に着けることができます。
練習方法については、以下の記事も参考にしてみてください。

以上
コメント