5月のゴールデンウィークが明けてから9月のお彼岸の頃まで注意が必要なのが熱中症です。
5月:心地よい日和かと思えば、翌日には急な気温の上昇が見られます。身体が暑さに慣れていないため、急な気温上昇には要注意です。
6月:ジメッとした梅雨の季節は汗が蒸発しにくいため、熱が身体にこもり危険です。
7~8月:猛暑日が連日のように記録される本格的な夏が到来します。気温と湿度の高さは一昔前とは異なり、外で運動すること自体が危険です。
9月:朝晩は少し涼しくなるものの、昼間は残暑が厳しい初秋です。夏場の疲労が蓄積されているため、注意が必要です。
こうして見ると、年間の約3分の1は熱中症に気を付けなければなりません。
熱中症にならないために気を付けるべきことはたくさんありますが、今回は特に熱中症予防に効果的な食べ物に焦点を当ててみます。
なお、食べ物以外の熱中症予防については以下をご覧ください。
真夏の野球の練習や試合で要注意!熱中症の原因と対処法、防止策
熱中症予防に効果的な食べ物
熱中症予防に効果的とされる食べ物を栄養素と共にご紹介します。
試合前日の夕食や当日の朝ご飯に是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
食べるだけで少しでも予防効果が期待できるなら、是非試してみて欲しいですね!
豚肉
豚肉には疲労回復に役立つビタミンB1が豊富に含まれています。
ビタミンB1が不足すると、糖質をエネルギーに変えることができず、疲労や倦怠感といった症状を引き起こす原因となります。
ビタミンB1は比較的脂身の少ないヒレ肉やモモ肉に多く含まれています。
納豆
大豆はビタミンB1を多く含んでいます。
ビタミンB1の効果については豚肉のところで説明しましたのでここでは省略しますが、納豆には汗とともに失われるカリウム、カルシウム、マグネシウムも多く含まれています。
これらが不足すると脱力感や痙攣、食欲不振といった症状を引き起こす原因となります。
納豆は発酵することで栄養素の吸収が良くなり、善玉菌を多く含んでいるため、腸内環境を整える効果も期待できます。「腸活」という言葉があるように、腸内環境を整えることは健康の第一歩です。
モロヘイヤ
納豆と同様にカリウム、カルシウムが豊富に含まれています。
カリウム、カルシウムについては納豆の欄で説明しましたので省略。
中でもβ-カロテンは野菜の中でも最も多く含まれている栄養素。
目に良いとされています。
また、強い抗酸化作用が美肌効果や生活習慣病の予防も期待出来るようです。
他にもモロヘイヤは夏野菜の中でも栄養価が非常に高く、アンチエイジングやストレス解消、女性は嬉しいむくみ予防など熱中症予防以外にも効果があるようです。
枝豆
ビールのおつまみとして欠かせない枝豆は、大豆が成熟する前に収穫したものです。
納豆と栄養素が似ていますが、枝豆にはオルニチンが多く含まれています。
真夏に冷たいビールを楽しむのは最高のひとときですが、飲みすぎると二日酔いを引き起こし、熱中症リスクを高めます。
オルニチンはアルコールの分解を促し、肝機能を回復させる効果があります。
枝豆に含まれる栄養素の効果的にも最高の組み合わせですね
枝豆はビタミンB1、カルシウム、タンパク質を多く含み、特にタンパク質は筋肉の発達に欠かせない成分です。
最近は女子野球も盛んになっているので、女性プレイヤーにとっても嬉しい食材です。
近頃は女子野球も盛んになっていますので、女性プレイヤーの方は必見です。
梅干し
梅干しにはクエン酸が豊富に含まれており、エネルギーの代謝を効率的にし、疲労回復を早めることが期待できます。
酷暑が続くと食欲が落ちることもありますが、クエン酸の酸味が食欲を促進する助けになります。
整腸作用やダイエット、肩こり解消にも効果があると言われています。
ただし、梅干しには塩分も含まれているため、過剰摂取には注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか。
どれも近所のスーパーで手軽に手に入る食材ばかりです。
また、普段からよく使うもので、高価なものではありませんので、熱中症のリスクが高まる季節の試合前にはぜひ取り入れてみてください。
おさらいとして、熱中症予防に良い食材と含まれる主な栄養素を以下にまとめます。
食材 | 主な栄養素 |
豚肉 | ビタミンB1 |
納豆 |
ビタミンB1 |
モロヘイヤ |
カリウム |
枝豆 |
オルニチン |
梅干し | クエン酸 ポリフェノール カリウム カルシウム マグネシウム ビタミンE 鉄分 |
これらの食べ物を摂取した上で、万が一試合中に熱中症の症状が出た場合に備え、経口補水液などを持参するとより安心です。
以上
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