フェンス際の魔術師とは?
当記事のタイトルにも用いている「フェンス際の魔術師」。
野球の世界では、外野手がホームランボールをもぎ取った際にその選手に贈られる外野手を褒め称える最高の褒め言葉の一つです。
外野手ならば、生涯で一度はやってみたいプレーの一つではないでしょうか?
長年外野手をやっていてもなかなかその機会に恵まれないのが実情ではないでしようか。
特に草野球の世界ではホームラン自体が比較的少ない為、ホームランボールをキャッチすることなど夢のまた夢。
ですが、なんの準備もなく口を開けて待っているだけでは千載一遇のチャンスがあったとしても、そのチャンスを活かす事はできません。
来るかどうかもわからない来たるべき時に備えて心の準備をしておく必要があると思っています。
しっかりと準備を整えて以下のようなスーパープレーを目指そう!!
ホームランボールをもぎ取る為の準備
上でも述べましたが、ホームランボールをもぎ取ろうとした場合、少しの事前準備が必要になってきます。この後、その準備についてご紹介します。
1.ホームランバッターの見極め
よく対戦するチームであれば、どのバッターがホームランを打てる可能性があるかわかるはず。
また初対戦で何の情報もない場合は、3〜5番バッターはホームランを打つ力があるはずという基準を予め自分の中で決めておくとよいです。
経験豊富な方は、1番バッターを見れば相手チームのレベルの見極めが出来ると思います。
そのような場合、クリーンアップ以外にもホームランを打てる打者がいる可能性があるかもしれません。
あとは、各バッターの体格やスイングスピードなどをよく観察し、各打者を個別に見極めることが大切です。
2.守備位置の決定
ホームランを打つ可能性のあるバッターが打席に立った場合は、自分の守備範囲を考慮し、フェンス際で捕球できる場所まで守備位置を下げておく必要があります。
更にその守備位置からフェンスまでの距離を確認しておき、どの位下がればフェンスに到達するか粗々のイメージをしておきましょう。
そうすることでフェンス激突の恐怖心を抱くことなくフェンス間際まで全力で走ることが出来ます。
3.打球の追い方
高々と打ち上げた打球で余裕を持って捕球出来るような打球だとしても、フェンス際までは素早く下がり捕球体勢を整えましょう。フェンス際で打球が落下してくるのを待つイメージです。
フェンス際まで早く下がろうとすると、2で述べたフェンス迄の距離感を予め確認しておくと役立ちます。
仮に打球に合わせてフェンス際まで下がったとすると、もし捕球する直前にフェンスが目に入った場合はフェンスに激突するのではないかという恐怖心が一瞬の間に頭によぎります。そうすると普段なら簡単に捕球できるような打球であってもフェンスに気を取られ落球してしまうリスクが高まります。
また先にフェンス際まで下がることで、タイミングを合わせてジャンプすることが容易となります。
まとめ
実際の打球を追いながらフェンスに近づく時は、想像以上にフェンスに激突するのではないかという恐怖心が出ます。それを少しでも払拭する為にフェンス迄の距離感を認識する事が重要となります。何歩くらい下がればフェンスに到達しそうだ。という具体的な基準があれば、よりわかりやすいですね。
今回は試合に勝つ為に!という趣旨から離れた半ばお遊び目的ですが、やはりホームランボールをもぎ取ろうとした場合も行き当たりばったりではなく、心の準備をしておく事が重要です。様々なシチュエーションを想定した引き出しが多ければ多い程、良いプレーを引き出す事が出来るのではないでしょうか。
そういう意味で、このブログを読んで頂いた皆さんは、ホームランボールを捕球する為の引き出しが一つ増えたということになりますね。
ホームランボールを取ることができなくても、打者を観察しどのような打球が飛んで来るのかイメージすることは必ずあなたにとってプラスに働くこととなるでしょう。
当記事を最後まで読んで頂き、見事ホームランボールをもぎ取り、フェンス際の魔術師と呼ばれることをお祈り申し上げます。
※もしホームランボールを捕球することが出来た方は是非コメントをお願います。
以上
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