今回は2塁盗塁のスタートに関するちょっとしたコツをご紹介します。
コツを知っているのと知らないのでは、結果は大違いです。
このブログを最後まで読み&実践すれば盗塁出来ずに悩んでいる方でも思い切ったスタートを切れるようになるはずです。
あなたのチームでは盗塁を多用したいけど、走れる選手が限られていませんか?
選手全員が盗塁するスキルを持っていたとしたらすごく得点力が上がると思いませんか?
確かに俊足揃いのチームを相手にするのは嫌だな。
そうなんです。
だからこそ自分達のチームメイトやあなた自身が盗塁するスキルを身に付けることは凄く大切なんです。
得点力の高いチームに少しでも近づける為に、または盗塁したいけど上手くスタートが切れずに悩んでいる方の為に盗塁のスタートのテクニックをお伝えしましょう。
スタートが重要な理由
野球経験者なら大抵の方は知っていると思いますが、ただ足の速ければ盗塁が成功するというものではありません。
もちろん足が速い方が有利ではあるのですが。
そうなんですね。
では盗塁するためには足が速い以外に何が必要なんですか?
はい。
盗塁を成功させるためには、足の速さだけではなく「走塁」のスキルが必要です。
例えば、「リードの方法」や「スタートの方法」、「スライディング」など、約27メートルの距離を走る為に色々なスキルが必要なんです。
その中でも最も重要なのが「スタート」だと思います。
完璧なスタートが決まれば、足が速い人でなくても盗塁は成功するんです
盗塁が上手な人=足の速い人ではなく、盗塁が上手な人=走塁が上手な人≒スタートが上手な人と言っても良い程です。
では、
なぜスタートが最も重要なのでしょうか?
良い質問ですね。
では「完璧なスタート」って具体的に何が良かった時だと思いますか?
早くスタートが切れた時ですか?
はい。
それも良いスタートの1つですね。
他にはないですか?
う~~ん、そうですねぇ。
トップスピードまでのスタートダッシュが決まった時。
はい。
それも大切ですですね。
他にも素早く2塁方向に体をターン出来た時なども。。
他にも色々とあると思います。
このように一言でスタートと言っても、スタートそのものを細分化していくと沢山の要素が詰まっているんです。
それらを少しずつでも素早くすると「完璧なスタート」ということになるのです。
なるほど!
確かに一つ一つの動作に分解していくと一瞬の間に沢山やることがあるんですね。
約27メートル先の2塁ベースまで如何に短時間で到達出来るかが盗塁を成功させるカギとなります。
そして時間を最も短縮出来るのがスタートに凝縮されています。
その為、スタートが最も重要だと言われてるんです。
それでは前置きはこれくらいにして、
良いスタートを切る為のテクニックを説明したいと思います。
良いスタートを切る6つのテクニック
リードは早めに取り終える
何事にも準備が大切です。
盗塁も然り。
早めにリードを取り終えていつでもスタート出来る体勢を整えておくことが大切です。
良いリードの方法は以下のリンクをご参照下さい。
右足を後ろに引き 左足つま先を少し進行方向に向ける
右足は進行方向に対する直線上よりやや後ろに引き、更に左足つま先を少し進行方向に向けることによって劇的にターンし易くなります。
但し、牽制球の帰塁は若干やり難くなるのがデメリットです。
紙一重で盗塁死する人は、是非試す価値ありかと思います。
スタートする前は体の力を抜く
スタート前に力を抜くのは意外かもせれませんが、非常に大切です。
止まっている状態からトップスピードまで早く到達させる為には、1〜2歩目までを如何に素早く動き出すかが重要です。
イメージしてみて下さい。全身に力が入ってガチガチの状態では素早く動き出すことなどできませんよね?
体の力を抜いてリラックスした状態から、一気に進行方向に力を解放する事を意識しましょう。
元読売ジャイアンツの盗塁のスペシャリスト 鈴木尚弘さんの講演会でも同じことを仰ってました。
スタート直後の歩幅を小さく
私の持論は、スタート直後の2〜3歩は意識的に歩幅を小さくするのが良いと考えています。
これは2019年にセリーグ盗塁王の阪神タイガース近本選手が、更なる進化の為に改善点として取り組んでいるそうです。
スタートダッシュを決めるには、スタート直後に前傾姿勢となることが重要です。
大股で前傾姿勢をとるのと歩幅を小さくして前傾姿勢をとるのとどちらがスムーズに加速出来るか一度お試し下さい。
その差は歴然かと思います。
前傾姿勢を取り易くする為に、1歩目に右足を前に出すのではなく左足近辺に引くようなスタートの仕方もあるようですよ。
投手の癖を見抜く
上級者のテクニックです。
よく対戦する投手や初見でも癖を見抜くことができれば、迷い無くスタートが切れます。
とは言え、中々癖を見抜く事は難しいので、よくあるパターンを幾つかご紹介します。
どれか一つでもパターンに当てはまればラッキーですね。
草野球においては、意外と代表的なパターンに当てはまる癖を持つ投手は珍しくないですよ。
例)セットポジションから◯◯秒後にホームに投げる事が多い
・ランナーを見る回数が決まっている
例)2回以上ランナーを見ると牽制しない。
・セットポジションのグローブの位置
例)牽制球の場合はグローブの位置がやや高めになる事が多い
勇気
これはテクニックではないですが、最も重要な事かもしれません。
とにかく勇気を持ってスタートを切る事です。
特に盗塁のサインが出ている場合は、アウトになっても"監督の責任だ"って割り切るくらいの開き直りも必要です。
監督さんは、例え選手が盗塁を失敗しても責めたりしないで下さいね。
盗塁の成功体験を積み重ねることで、自信に繋がり思い切ったスタートを切れるように成長していくはずです。
まとめ
盗塁する為に重要なスタート。
良いスタートを切る為のテクニックをまとめます。
2.右足は後ろに引き、左足つま先を少し進行方向に向ける
3.スタート前は体の力を抜く
4.スタート直後の歩幅を小さく
5.投手の癖を見抜く
6.勇気
如何でしたか?
これであなたも盗塁でチームに貢献出来るはず。
まずは勇気を持って一歩目を踏み出してみましょう。
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以上
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